先週金曜日(10/17、金)のゴールド(XAU/USD)の値動き(1時間足チャート)

先週金曜日(10/17)のゴールドは、とてつもないボラティリティで約1900pipsの上下動となりました。
(桁数1ケタ間違えてるんじゃないか、という勢いの動きでしたね…)
ボラティリティ自体はこの上なく高いですが、値動きは非常に素直(=テクニカル分析が効いている)だったと思います。
オープンの1時間足で高値を付けたあと、1時間足20SMA(上図、青色の移動平均線)にて反発、そして高値ブレイクのトライにいきました。
欧州時間付近で高値ブレイクが失敗してからは、ダブルトップを形成したこともあり、下落の様相です。
何度か1時間足20SMAの抵抗を受けたものの、ニューヨーク時間の直前に1時間足20SMAを上から下にブレイクされ、大きく下抜けています。
そしてネックラインブレイクの後に4時間足20SMA(上図、赤色の移動平均線)まで到達。
10/20(月)8時現在は、4時間足20SMAでの反発を受けてすこし上昇した地点です。
底は打ったな、という感じですね。
さて、このような値動きの中で、きょう注目すべきは――当然のことながら――このあとレート
・高値ブレイクを再度目指す(←4時間足20SMAからの押し目上昇、というシナリオ)のか
あるいは
・4時間足20SMAを上から下にブレイクして下落トレンドに入るのか
といったところです。
上に行くシナリオの場合、かなり強い抵抗がいくつか(1時間足20SMAや、上位足の上昇トレンドライン)待ち受けているので、それらを突破しなければなりません。
下に行くシナリオの場合は右肩上がりの日足20SMAが強い抵抗になると思われます… が、その抵抗までは約2500pips近くあるため、チャート形状としては「暴落」となるでしょう。
もちろん、4時間足20SMAと1時間足20SMAに挟まれて揉み合う値動きもあり得ます。
まとめますと、
・上に行くシナリオ:1時間足20SMAが上昇を止めるか?
(→あるいはブレイクされて上に抜ける?)
・下に行くシナリオ:4時間足20SMAが上から下にブレイクされるか?
(→あるいは押し目上昇となり上昇トレンドが継続する?)
が、本日(もしくは今週)の見どころとなりそうです。
◆
本日(10/20、月)のゴールド(XAU/USD)の分析
◎4時間足
・4時間足レベルの水平線 & トレンドラインは水色
・SMA(Simple Moving Average: 単純移動平均線)
→青:4時間足20SMA、赤:日足20SMA


現在のゴールドの相場観を尋ねた際には、だいたいの場合「上昇相場」という答えが返ってくるものかと思います。
ですが、私は短期トレード(執行足は1分足がメイン)を行っているため、4時間足チャートで引いたトレンドライン(=斜めのライン)に従って環境を認識しています。
上図のような4時間足チャートの場合、上昇トレンドライン(水色)をブレイクされた後なので、下目線です。
現在の4時間足チャートで最も重要なファクターは、やはり4時間足20SMA(青色の移動平均線)でしょうね。
右上がりの4時間足20SMAがレートに重なっているため、ここは
「4時間足20SMAからの押し目上昇」
「4時間足20SMAを上から下にブレイクしてからの下落」
のどちらも有り得る、分水嶺であるといえます。
ロング勢はここで何としてでも押し返したいところなのかな、と思われます。
4時間足20SMAを上から下に抜かれた場合、中・長期トレーダーにとって分かりやすい抵抗はあまり無さそうなので…
(あるとしても、1000pips以上は離れているでしょうか。私は短期トレーダーなので、そこら辺の読み方はあまり得意ではありません。)
私のような「どちらかというとショートが得意」なトレーダーにとっては、
「4時間足20SMAをブレイクしてくれると、上位足が下目線になるので美味しい」
「ここで上昇してくれても、上に待ち構えている1時間足20SMA付近でショートを打てるので嬉しい」
という所感です。
(ただし、私は「天井ショート」「底ロング」を狙うため、4時間足20SMAをブレイクされると「上位足の環境認識は下方向」「狙うのは底ロングで上方向」となるので、あまり有難くないのですが…)
4時間足レベルの水平線は、下ヒゲ先の4185.62と上ヒゲ先の4274.65に引いています(上掲の拡大図、水色○印)。
基本的には、これらの水平線付近での天井ショートや底ロングを狙っていきます。
◆
◎1時間足
・1時間足レベルの水平線 & トレンドラインは緑色
・SMA(Simple Moving Average: 単純移動平均線)
→青:1時間足20SMA、赤:4時間足20SMA


1時間足チャートでは、2つの下方向のサインが読み取れます。
1つ目は、高値を結んだ下降トレンドライン(緑色の斜め線)です。
短期トレーダー目線では、この下降トレンドラインをブレイクされない限りは、下目線を維持します(逆に、ブレイクされた場合には上目線に切り替えます)。
2つ目の下方向サインは、1時間足20SMA(青色の移動平均線)です。
右肩上がりの上昇が止まり、既に右下がりになって降りてきています。ショート目線でいうと、この1時間足20SMAでの反発にてショートを打てると一番おいしいですね。
2本の水平線に関しては、あまり目立つところに引けていないのですが…
上にある水平線(4283.58)は、1時間足陽線の安値の位置に引きました(緑色の○印)。
レジスタンスとしての機能に期待しづらいような水平線ではありますが、1時間足20SMAと合わさって抵抗となる可能性があるため、この水平線を引いています。
下にある水平線(4212.77)は下ヒゲ陰線のヒゲ先に引いています(緑色の○印)。
いったん下げた底の部分ですので、いちおう目立つ安値にはなっています。
これら2本の水平線、正直いって目立つ水平線ではありません。
ですが、安値としてそれなりに認識され得るかな、とは考えられます。
下に5分足チャートを掲載します。5分足チャートにて緑色の○印を見た場合には、少しは分かりやすい安値として認識できるかもしれません。

◆
本日のトレードシナリオ
◎5分足
・SMA(単純移動平均線)
→青:5分足20SMA、赤:15分足20SMA、緑:1時間足20SMA、紫:4時間足20SMA
まずはロングのシナリオから。
狙いどころとしては、下にある4時間足レベル水平線からの底ロングです。

うーん、どうなのでしょう。
上位足の環境認識としては下目線ですが、全体的な相場観はまだまだ上目線かと思います。
ここからガッツリと下落する可能性もありますし、「とにかく下がったら買う」というロング勢が元気に押し目買いする可能性もあります。
ロングという選択が良い方向に働くかは分かりません。…が、自分は狙ったポイントで狙った方向性に打つだけです。
「下がり切ったら水平線付近でロング」を徹底します。
続いてショートシナリオです。
上方向には抵抗がいくつかあるので、それらの抵抗付近でのショートを試みます。

もっとも近い抵抗は、1時間足レベル下降トレンドライン(緑色の斜め線)です。
ここが下目線さいごの砦なので、ショート勢が踏ん張ってくるポイントとなるでしょう。
…が、この下降トレンドラインに到達する際には、すでに「4時間足20SMAからの押し目上昇」がほぼ確定した後です。
すなわちロング優勢に切り替わった直後なので、案外この下降トレンドラインは抵抗として機能しにくいかもしれません。
少し上のほう(とはいえ約500pipsは離れているのですが)には、4時間足レベル水平線(4274.65、水色)と1時間足レベル水平線(4283.58、緑色)が待ち構えています。
さらには、この付近には1時間足20SMA(上図の5分足チャートでは緑色の移動平均線)があるため、ショートの打ちどころとしては非常に美味しいポイントです。
一方で、ショート勢にとって美味しいポイントは「そこをブレイクしたらロング勢的には最も美味しいポイント」でもあるため、一気にブレイクされる可能性もあります。
まぁ、ブレイクされたら更に上でショートするだけなんですけどね。
というわけで、更に上でショートする場合の狙い目が、4時間足レベル上昇トレンドライン(水色の斜め線)での反発です。
もしこの上昇トレンドラインまでレートが上がってきた場合、上位足(1時間足・4時間足)レベルではリバースタッチになります。
ゆえに、ショート勢にとっては非常に明確なエントリポイントになり得ます。
(一方で、この上昇トレンドラインを下から上にブレイクした場合、ロング勢にとってはゴールド最高値更新も見えてきます。ロング勢も強く押してくることが予想されます。)
◆
久々にチャート分析のブログ記事を書きましたが、やはりチャート分析は面白いですね。
というのも、どのエントリポイントでも必ず逆方向を意識させられるからです。
「底ロングを打ちに行くポイントだけれど、上位足の環境認識としては下方向」
「天井ショートを打てるポイントではあるが、ロング勢に一気に攻め込まれる可能性がある」
などなど、やはり相場には「絶対的に勝てそう」なポイントは無いことを再認識させられました。
この再認識こそが、慎重なエントリをもたらすと信じて… 今日もマイペースに相場を見守りたいと思います。
10:30追記
1時間足レベルの下降トレンドラインが突破されました。
一度はこのラインで上昇を止められて高値をつけたものの、その高値をブレイクしたため「明確に上抜けた」と考えられます。
よって、もう少し上にある水平線まで待つこととします。
東京時間中に到達し、ショートエントリのチャンスが到来するかは… まだ分かりませんね。


